書き込みFORMの文法


FORMとは web page 内に配置される 閲覧者が書き込みを入れることができる 指定書式の書き込み欄のことです。 その書き込んだ内容を web serverに送り返して、 連絡を取ったり、さまざまな応対を閲覧者に返すことができます。

書き込み欄であるFORMは純粋にHTMLだけで作成できます。 そのFORMに関するHTML文法をこの章で解説します。
FORMには後々に説明するJavaScriptとあわせることでより高度な機能を 持たせることもできます。
Web server に送られる FORMのデータを受け取るのはCGIです。 そのデータの受信とその解読方法を次の章で解説します。


● FORMの文法

FORMもHTMLの一種なので、使い方は簡単です。

■ FORM領域の宣言

まず、web page 内にFORMタグのペアを記して form area を 設定します。その form area 内の空欄等に書き込まれたデータを 送り付けるCGIの名前をACTIONに指定します。 例えば次ぎの2行を書き込んでください。

<FORM METHOD="POST" ACTION="form.cgi">
</FORM>

まだこれだけでは何も書き込めません。Area内に入力用の空欄を作ります。 例えば、閲覧者の名前を書いてもらう欄を作るとします。 先の2行の間に次の1行を入れてください。

<INPUT TYPE=TEXT NAME="username" SIZE="20">

これで20文字分の空欄ができます。そしてここに書いた文字列は NAMEで指定した変数 username に格納されます。

この空欄は一行の文字列を受け付けるものでしたが、他にも いろいろな入力のための仕組みが用意されています。


■ FORM文法の詳細な解説

Netscape3.0で使用できる書き込み、選択のためのタグを紹介します。 これらの挙動はbrowserやそのversionによって少々異なります。 他のbrowserではここで紹介したもの以外のタグやオプションが 使えます。それらについては他の文献を参照ください。

送信ボタンを押すと、これらのFORMの各データが web server に送られ、 指定された処理CGIにデータが渡されます。
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Copyright(C) by Naoki Watanabe. Oct 21st, 1995.
渡辺尚貴 naoki@cms.phys.s.u-tokyo.ac.jp